百日咳ってどうしてなるのか、そして患者さんに近づいても大丈夫?

皆さんは「風邪」の正確な名称をご存じでしょうか。

答えは「感冒」というもので、何らかのウイルスによって私たちの体が発熱やだるさといった症状を呈することを言います。
普段は免疫が私たちの体で闘ってくれているからこそ、風邪にはなりづらいのですがひとたびバランスを崩すとすぐになってしまいます。

百日咳は一体どういう原因で起るのか

長い咳がこんこんと続く病気として有名な百日咳は、「百日咳菌」といわれるウイルスに感染することで発症する病気です。
咳が出るということからもおわかりいただけるように呼吸器系の感染症です。
感染するのは子どもだけに限らず、大人や高齢者にも感染しやすい病気となっています。
当然ウイルスは今あなたの目の前にもたくさん飛んでいるのですが、普通は免疫によってやっつけられています。

百日咳の患者さんの近くに行ってもいいの?

もしも病気になってしまった患者さんが家族の中に現れたら、近寄っても大丈夫なのでしょうか。
必要最低限、例えばご飯を渡すとか熱を測るくらいならばまだいいのかも知れませんが不用意に近づくことはやめましょう。
といいますのも、この病気は「飛沫感染」と「接触感染」という経路で伝染するからです。
飛沫感染は例えば咳やくしゃみでたくさん出てきたウイルスを、他の人が吸い込んでしまって感染してしまうことです。
接触感染は、ウイルスを素手で触ったり口や鼻などに入れてしまうことによって起ります。
患者さんの近くへ不用意に近づきますと、ウイルスに感染する恐れがありますので注意してください。

百日咳を防ぐ方法は今の医学にないのか?

患者さんに不用意に近づくこともできない恐ろしい病気は、今の医学で防ぐことができないのでしょうか。
実は今、小さいお子さんの患者さんは減少傾向にあります。
といいますのも三種混合という予防接種を受けているからです。
皆さんの中にも小さいとき、予防接種を受けたことがあるという方もいらっしゃるかも知れません。
三種混合ワクチンのおかげでこの病気にはなりづらくなっているのです。
もっともワクチンは一生有効というわけではないため、大人になってから感染してしまうという事例もあります。

昔は百日も咳をしていて、下手をすれば死んでしまう病気として恐れられていましたが今ではきちんと効く薬がありますし予防接種だって受けられるのです。

油断するのは禁物ですが、過度に心配する必要も無い病気といえるでしょう。